第24話 怪盗ねずみ小僧現わる


四代目ねずみ小僧

この回では、五右エ門がルパンと袂を分かち、ねずみ小僧の四代目と組んで盗みをするという、やや珍しいシチュエーションが楽しめる。
元々五右エ門は、ルパンの敵として登場した人物だけあって、その立ち位置は同じ相棒の次元とは違う。
事情によっては、ルパンと敵対することも辞さない五右エ門、見せ方によって魅力的に映る。この回、個人的にルパンと対立する理由がわりと納得いくことと、その対立がややゲーム的でドライな、あとくされのない「勝負」であることに、好感が持てる。
五右エ門が非常に重んじる「ご先祖様」関係であることが、いかにも「らしい」のだ。誤解や感情のもつれなどによる対立ではないから、安心してみていられる。
五右エ門がねずみ小僧側についても、鷹揚に構えているルパンが、とても素敵な回でもある(←どこまでもルパンスキー視点。笑)


月夜の竹林。いかにも日本風な雰囲気から始まるこのお話。
五右エ門は一人修行をしている様子。竹を見据えて一刀両断している。
そんな彼の足元に現れたのは、一匹のネズミ。そして、次の瞬間、放たれた小刀が五右エ門の傍の竹に突き刺さる。そこには、付文がなされており、それを投げた人物こそ、四代目・ねずみ小僧次郎吉なのであった。

その手紙は、五右エ門への挑戦状ともとれる内容だった。
ねずみ小僧は、初代石川五右衛門が釜茹でにされたという五右衛門風呂を戴くと言ってきたのであった。
翌日(←多分)、ビリヤードして遊んでいるルパンと次元(ツボv)に、手紙を見せる五右エ門。
決して二人に頼ったということではないんだろうけれど、一応手紙を見せに来ているのが、何となく微笑ましいような気持ちになる^^

二人は、ビリヤードを続けながらとはいえ結構親身。いろいろと考えてあげている。
黄金で出来た釜でもないのに盗もうとするなんて、五右エ門に対する恨みかも、とか、単なる悪戯かも、等等。
特にルパンは親切だ。「この件、俺に任せてみないか」などと言うほど。
だが、それが五右エ門には気に入らなかったようで、「私の腕が信用できぬと?」なんて反発している。
自分から持ちかけてきた話の癖に、ルパンの親切に対してこの態度。ちょっと尖がった対応とワガママさが新ル初期の五右エ門っぽくて可愛い(またコレ。笑)
とはいえ、いつもたくらみの多いルパンのこと(笑)、五右エ門がねずみ小僧の挑戦について「何か知っているのか?」と疑ったり、素直になれないのも、わかるような気もする。
元々、五右エ門は人に頼ることを潔しとしないタイプだから、こういう反応もむべなるかな。(一方で、他人に対しては、義侠心を刺激されると喜んで助太刀したくなるのに^^)

ルパン側からすると、ご先祖様絡みで感情的になっている五右エ門が、ちょっと心配だったのだろうと思う。
腕前が信じられないはずはないだろうけれど、冷静さをなくすと隙が出来る五右エ門を、よく知っているからこその配慮だったのではないか。
だがそれを指摘されると、いっそうムキになって、「(ねずみは)一人で退治する!」と立ち去ってしまうのだった。
…ルパンと次元の遊んでいたビリヤード台を真っ二つにして(笑)


さて。ここで非常に興味深いのは、五右エ門がルパンのアジトを立ち去り、ちょっと古めの日本家屋に帰っていることである。
そこに、ご先祖様の五右衛門風呂が置いてある。
この話の舞台は日本だし、こうした家宝とも言えるご先祖様の風呂が置いてあることから考えても、ここは五右エ門だけのアジトなのだろう。彼だけの住処があっても不思議ではないが(旧ル5話ではそうだったし)、ちょっと新鮮な感じがする。

そんな五右エ門のアジトの風呂に灯りがともっていた。湯気まで出ている。
開けてみると、鼠小僧がちゃっかりと、風呂に浸かっていたのだった。
「ご先祖様の神聖な風呂に」と、怒り心頭の五右エ門。だが、あっさり彼の刀を避け、余裕の態度を崩さぬねずみ小僧。すばしっこく、なかなかの手錬の様子。
ねずみ小僧が言うには、風呂を盗む云々は単に五右エ門に会う口実で、実は五右エ門と仲間を組むつもりで来たのだとか。
そしてそれは、ご先祖様の遺言によって、運命付けられているのだと。
一旦は「わたしに仲間などいらん!」とクールに突っぱねる五右エ門だが、ご先祖様の遺言とあっては、耳を傾けざるを得ないのであった。

ところで、ねずみ小僧。彼は鼠小僧次郎吉の四代目という設定。
初代は、1797年生まれ。後年、さまざまな作品によって義賊化されているため、なかなか実像がわからないそうで、貧しいものにお金をまいたという話も本当かどうか明確でないらしい。1832年に鈴が森で処刑。
ただ、「ルパン三世」の中では、きっと鼠小僧は義賊として考えていいのだと思う。
この四代目のねずみ小僧も、度胸があってなかなか頭の回る、気持ちのいい盗賊なのである。


国際泥棒大会

応話を聞くため、五右エ門は、自分の家にねずみ小僧を入れてあげている。とはいえ、よく見ると自分の前にしか酒を出しておらず、まだまだ気を許すどころか、この時点では客として扱ってすらいない。嘘を言おうものなら、すぐに斬り捨てようとしている。
一方ねずみ小僧は、自信満々。やましいところがないからか、いたって余裕である。

彼が持ってきたのは、第一回国際泥棒大会とタイトルのついた、古びた書物。
五右エ門が手に取り開くと、まず出てきたのは十代石川五右衛門の肖像画だ。そして、続いて初代の鼠小僧。
その国際泥棒大会というのは、文化五年にノーベルタン男爵が提唱して始まったという。世界中の泥棒が種子島に集い、参加した大会。(ちなみに文化五年は1808年)
名前から察するに泥棒の技術を競い合うものなのだろう。
五右エ門と、ねずみ小僧のご先祖は、日本代表として参戦し、順調に勝ち進んだものの、決勝でフランス代表アルセーヌ・ルパンに破れ、優勝者への賞品であったとある書類を持ち去られてしまうのであった。
やっぱりルパンよねvと、三世は勿論お爺ちゃん(笑)も好きなので嬉しいのだけど、それはさておき。

ねずみ小僧は、日本代表の子孫である二人が手を組み、今度こそ賞品の書類を手に入れることが、先祖の遺言であると言う。
それを聞いても、まだかなり疑わしそうな五右エ門。ねずみ小僧が懐に手を入れただけで、いきなり彼の着物を斬鉄剣で切り裂く。怖!
しかしねずみ小僧は驚きは見せても、まだ笑っている。
彼が取り出そうとしたのは、五右エ門のお爺さん(十一代目)の印籠だった。それは、先祖同士が約束の証として取り交わしたもの。
その証拠を目の当たりにし、ついに五右エ門はねずみ小僧を信じ、彼の話に乗ることになるのだった。
ねずみが勝手に酒を飲み、そして杯を五右エ門に渡してきた時、拒否せずにそれを受け入れた。固めの杯というやつだろう。
…それにしても、ねずみ小僧、生粋の江戸っ子らしく、「賞品の書類」がいつも「しょうしんの書類」と聞こえ、昔は「昇進?小心?」と疑問に思っていた(笑)

問題のその書類。それは、警視庁の地下資料室に保管されている。
銭形に当てて、ねずみ小僧は挑戦状を書き、書類を巡ってルパン三世と争奪戦を行うと宣言。
「世紀の一大事」と大慌てで警察署長の部屋に飛び込み、事の次第を知らせる銭形だが、所長と話しているうちに落ち着いたのか、飛んで火にいる夏の虫と、世紀の怪盗を同時に捕まえるチャンスと勇んでいる。
銭形のこういう自信家っぷりはカッコイイのだけどな〜^^

一方、ルパンの元にもねずみ小僧から挑戦状が届いていた。(ねずみ小僧、かなりの筆まめ!)
次元がそれを知らせようと、ルパンの部屋まで起こしに行くが、カーテンを開けたくらいではピクリともしない。もう昼だというのにぐっすりお休み(可愛い〜v←笑)
ルパンは「夜には強いけど朝にはからっきし」なんだとか。納得。
そして次元は「いつもの手」として、「不二子が来たぞ」と嘘をついてルパンを起こす。いつもこんな起こし方してるんですね(笑)
案の定パッと飛び起きるルパン、嘘だとわかると「“また”かつぎやがったな」と怒ってるから、本当にいつもこんな風に起こされているのだろう。ふふふ。

しかしそんなこと言っている場合ではない。次元はねずみ小僧からの挑戦、そしてそこに書かれている五右エ門がねずみ側に組したということに、驚いているようだ。
ルパンの方はいたって冷静。ご先祖様に弱いことは、わかりきっていること。
五右エ門の気持ちや事情を理解し、またそれはそれとして、きっちり挑戦を受けるルパンが素敵v
ターゲットとなる「書類」について、お爺ちゃんから聞いたことがあったらしく、それによると「泥棒にとっては喉から手が出るほど欲しいモノ」なんだとか。それを思い出し、興味を引かれたということもあるだろう。
そして彼もまた、祖父アルセーヌ・ルパンの名誉を重んじることにかけては五右エ門といい勝負なのである。

ルパンのアジトを遠くから見下ろしつつ、心の中で詫びる五右エ門。
憎くて争うわけじゃないが、やらねばならぬというこの状況、個人的にはかなり好み。

余談だが。この回のルパンのアジト、旧ルでよく出てきたものに外観の色合い等が似ている気がする。
舞台が日本だということで、スタッフが意識して描いたのかしら…と想像すると楽しい^^

そして。厳重な警備を敷いて、銭形は両怪盗を待ち受ける。
どこか頼りない感じの所長は、かなり心配そう。書類が盗まれれば、二人ともくびなのは間違いないのだとか。
しかし銭形は「またとないチャンス」と相変わらず前向きだ。

そんな様子を向かいのビルの一室から眺めるルパンと次元。
どう突破する?と尋ねる次元に対して、ルパンは「書類は盗まない」と言う。盗みはしないが、戴くものは戴く…と、次元にとっては謎のような言葉を告げるのだった。カッコイイーv
次元に作戦の全貌を話さず、やきもきさせるのはルパンがたまにやること(笑)
打ち合わせバッチリな仕事っぷりも好きだし、あるいは相棒度満点阿吽の呼吸の連係プレイも大好きだけど、ルパンの真意がつかめないまま振り回される次元というのも、なかなかオツ。
…まあ、この作戦に次元は必要なかったわけだから(見張りのみ!)、ルパンはせめて「どうするつもりなんだ」とハラハラさせて楽しませようとしていたのかも??!

一方、ねずみ・五右エ門チームは着々と作戦を実行に移していた。
ペットのネズミを所長室にもぐりこませるのが第一弾。ネズミ嫌いの所長の命令で、銭形が必死の追跡。
室内での大暴れの結果、窓ガラスを割り、そこからネズミを追い出すことに成功。ネズミに靴を投げる時の「死ねーー」という銭形の気合がちょっと怖い(笑)。これだけかく乱できたのは、しつけられたネズ公の敏捷さゆえか。
割れたガラスを新たにはめるべく、ガラス屋に電話する銭形。
ねずみ小僧・五右エ門チームの作戦通りに事は進んでいる。予め、電話線に細工して傍受できるようになっており、銭形がガラス屋だと思って話したのは、五右エ門なのだった。
電話線の工事中を装い、作業着姿で「こちらガラス屋です!」とかなり明るく愛想のいいトーンで電話に応対する五右エ門の様子、珍しくて印象的。

ねずみたちが着実に動いていることを確認すると、ルパンは見張りを次元に託し、不二子とのデートに出かけてしまう。
「頼むぜ次元ちゃ〜ん」と、いかにも呑気そう。
まだルパンの考えが飲み込めない次元は、わけがわからないまま、見張りを引き受けることになる。


盗人対決

さて。ガラス屋として警察に乗り込むのは、五右エ門でなくねずみ小僧の役割。お喋りで空気の読めないお調子者風のガラス屋を熱演している。
作業しながら、「007」云々と銭形と話すシーンも面白い。銭形曰く「スパイは警察の敵だ!」だとか。銭形は、007が嫌いらしい。
…それにしても「ぜろぜろなな」という言い方が昭和一桁風(ねずみもそう言ってたけど)
ガラスをはめる作業を追え、帰る段階になって、急に腹痛を起こす真似をするねずみ。
このお調子者ならさもありなんと思わせるところが、先ほどまでの演技の狙いか。
銭形に言われ大急ぎでトイレに駆け込み、用を足すふりをする。
言うまでもなく、これも作戦の一貫。地下資料室のすぐ近くのトイレに入り、時限爆弾を仕掛けるためだったのだ。

その頃のルパンは、不二子とボーリング。ターキーを出している不二子、なかなかの腕前のようだ。
この回不二子の出番はここだけ。特に下心もなく(笑)、ルパンと楽しげにデートしている。たまにはこんな二人もいいv
夜になってもルパンは戻らない。次元は、ひとりパンと牛乳という侘しい食事をしつつ(笑)見張りを続ける。
目立った動きは、まだない。

そのことに、銭形も苛々しはじめていた。盗み出すとされているのは、翌日の正午まで。どういう手を打ってくるつもりかと、落ち着かない様子だった(入り込んでいたねずみには、まるで気づいていないのだ)
そこへ、一人の警官が酔っ払って暴れた男を取り押さえたと報告に来る。
苛々していた銭形は、「ぶちこんでおけ!」と怒鳴るだけで、暴れたというどう見てもカタギじゃない風の男には目もくれなかったけれど、それは五右エ門の変装。
警察庁の留置所にもぐりこむための、作戦なのだ。
この回の五右エ門は、電話工事作業員の格好に加え、この顔に傷のある男への変装もあり、五右エ門にしては七変化、かなりの大活躍だ。変装している時も出来るだけ和装なのが、いかにも五右エ門。

翌朝、見張りをしていた次元は、寝過ごしていた(笑)。あまりに動きがないから、退屈だったのだろう。(次元も五右エ門の変装に気づかなかったようだ)
「寝過ごした、もう朝か!」と言っていたが、すでに時計は11時を指しているわけで…
一般的な感覚では朝というより「もう昼」なんだけど(笑)、泥棒時間では午前中は朝なのかも。
その時、もうルパンは帰ってきていた。
だが、相変わらず何の準備もしていない様子。次元は、あと一時間でどうするつもりなのかと気を揉むばかり。

ルパンは、ねずみ小僧・五右エ門チームと自分の勝負を、横綱同士に例え、「ヤツの動きは俺の動き」と言うのだった。
ルパンが作戦を立てたとしても、きっと同じように警察に出入り可能な業者に化けて潜り込む手段をとるのだろう。
考えることがほぼ同じなのだとしたら、下手に同様の手口を繰り返し、銭形の疑惑を誘うのは愚の骨頂。
ギリギリまで手出しせず、ねずみが持ち出すはずの書類を待つ、というのが今回のルパンの考えなのだった。

いよいよ、ねずみたちの作戦はクライマックス。
昨日仕掛けた時限爆弾が爆発し、トイレの水漏れが起こる。資料室が水浸しになると、慌てる銭形。
ねずみ小僧は、今度は水道屋に化けて警察に潜入する。通風孔から、斬鉄剣をネズ公に結びつけ、留置所の五右エ門のところまで運ばせる。
斬鉄剣を受け取った五右エ門は、「ネズ公、よくやったぞ」とねぎらい、ネズ公を懐へ。そして、変装を取って、牢を切り裂いて飛び出すと、「石川五右エ門見参」と名乗りを上げ、警視庁の中を暴れまくる。
この五右エ門の大立ち回りシーンが、とってもカッコイイ!

銭形は、ついに実力行使に出た五右エ門を、包囲網が突破できずに仕掛けてきた荒事くらいにしか思っておらず、「まだまだガキ」なんて余裕を見せている(^^;
だが五右エ門の方は陽動。騒ぎを起こし、警官たちの注意をそちらに向けている間に、ねずみが地下資料室に近づくのだ。
水道屋の格好のまま、邪魔な銭形を呼ぶねずみ。油断している銭形は、安易に近づき、気絶させられてしまう。
邪魔者をトイレに隠すと、ねずみはいよいよ地下資料室の書類を手にした。

しかし。眠らせて隠したはずの銭形が、ねずみ小僧の前に立ちはだかる。
投げ手錠を繰り出す銭形、身軽にかわすねずみ小僧。二人のアクション、これまたカッコイイ。
手錠はしっかりとねずみを捕らえ、例の書類は床に落ちてしまった。
万事休すのねずみ小僧。「まさか銭形がこれほど出来るとは」と呟き、手錠についてるロープを斬ると、窓を割り、辛うじてその場から逃げ出すのだった。
「出来る」と評されたその銭形、実はルパンの変装。
落とした書類を拾い上げ、まんまと手に入れるのだった。「この勝負、またルパン一族の勝ち」と笑いながら。


ねずみは、五右エ門に失敗した旨を報告。五右エ門は淡々とその事実を聞いているように見える。
ルパンも手にいれられなかったんだから、勝負は引き分けと慰めるねずみだったが、「そうかな?」と薄々気づいている五右エ門。
その言葉を受けて「さすが五右エ門」と言いながら、姿を現すルパンと次元。
ルパンの手には、しっかりとあの書類がある。それを見たねずみは、きっとすべてを察したことだろう。

ルパンは、手に入れたそれを、二人にも見せる。
その書類とは「大江戸警備人別帳」…要するに、江戸の街の治安警備についてすべてを記した、虎の巻だったのだ。
いまの世の中ではまるっきり価値のない、書類。
それを大の男が奪い合っていたなんてと、次元は大いに笑う。ルパンも、そしてつられたように五右エ門もねずみ小僧も。
戦うことによって互いの腕を認め合ったからこそ、生まれる共感。
こうした馬鹿馬鹿しさを笑い飛ばせる、相似た気質。
この四人の大笑いする姿は、非常に清々しくていい雰囲気である。

そんな時、銭形が追ってきた。四人は逃げ出すために、何の価値もなかった書類を投げ捨てる。
と、銭形はルパンよりも書類に飛びつき、珍しくも追ってこなかった。
その隙に彼らは逃げたが、銭形にとっては書類を取り戻すことがその時の至上目的だったようだ。なんせクビが掛かっているのだから(自分もそうだし、上司まで!)。
ルパン逮捕が生き甲斐の銭形にとって、警察をクビになるわけにはいかないのだ。ルパンを追うのは「次の回」と言ってるのも笑える(笑)

それはそうと、今回レビューを書いていて、改めて思ったのだが、この回は非常に旧ルを思わせる箇所が多い。
先にも書いたが、ルパンのアジトの形だとか、五右エ門の家が登場する点。
それに加え、水道屋に化けての潜入、トイレから溢れる水は旧ル1話を、暴れまくる五右エ門は18話を、戦った後の大笑いによる和解は7話を、それぞれ思い出させる。子孫同士の対決も、19話と同じ路線と言えなくもない。
旧ルで脚本を書いていた宮田雪氏の、新ルで初めての作品だからだろうか?
…こうした旧ルとのちょっとした共通要素と、新ルでのアレンジ具合を楽しむのも一興かと思う。


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送