キスシーン・まとめ

ルパンたちのキスシーンを集めました。
対無機物は除きます。(例えば、新ル26で次元がマグナムにキス、あるいは新ル47でルパンが鏡にキス等)
また、ゲストキャラ同士のキスシーンはカウントしていません。
対象作品は、アニメ「ルパン三世」の3つのテレビシリーズと劇場版です。テレスペはこのデータに含みません。


>>データ詳細はこちら

ルパンと不二子

まずはキス回数最多を誇る、ルパンと不二子の組み合わせから。
ルパンと不二子の未遂まで含む全キスシーンは、合計78回。
その内、成功したのは45回。そのうち1回はルパンの想像(新ル83話)。

ルパン&不二子成功キスシーン内訳は、
・唇へのキス…13回(うち間接キス2回)
・頬へのキス…22回
・額へのキス…1回
・顔全体への連続キス…1回
・手の甲へのキス…1回
・場所不明(音のみ)…1回
・投げキス…6回

頬へのキスは、ルパンから、不二子から、どちらも場合も左頬への回数が多かった。
(ルパンから不二子・左頬…4回、不二子からルパン・左頬…10回)


これだけキスシーンがあるわりには、両者合意の純粋ラブシーンというのは案外少なく(定義が非常に難しいため、個人的な印象)、マモー編のラストシーン、旧ル3話冒頭(これも微妙?)くらいだろうか。
また、「くたばれ!ノストラダムス」の時のように、記憶を取り戻すため、というパターンや、新ル14話で「呪いの肩代わり」をするための間接キスというパターンもあった。
目的こそあれ、これらも愛情に裏打ちされたキスのように思える。

テレビシリーズを通して、ルパンからのキスで成功した場合、だいたいが不意打ち的なものが多い。
特に新ルだと、まるで口説くのが礼儀か挨拶とでも思っているかのような頻度でキスを迫るので、成功より失敗回数の方が上回ってしまっている。(新ルでルパンから仕掛けたキス成功11回、失敗21回)
…確かに何かにつけてキスを迫ったりねだったりしているので(笑)、ふざけている感が強いが、新ル16、32話辺りは不二子への感謝の気持ちが強いのではと思わせる、かなりいいキスシーンもある。

不二子からルパンへのキスは、感謝、才能への感激、喜びなどがあり、決してキスするのは色仕掛け目的だけではない。
もちろん、許しを請う、おねだり、(ルパンを利用している際の)励まし等の目的でキスすることも多く、ベッドの中で口移しで薬を飲ませる新ル97話や、キスシーン最多の新ル104話が印象的。
それに、新ル23話で伯母の峰ブジ子に変装した時には、どういう意図なのかルパンの唇や顔全体にキスしまくっており、かなり強烈だった。どうせなら素顔のときにしてあげたらいいのに(笑)

マモー編の夜のパリで薬をかがせたルパンに指で間接キスや、旧ル1話で己の自由のために裏切ったルパンへ去り際にしたキスは、非常にクールで格好良く、記憶に残るルパン&不二子のキスシーンだ。


一方、未遂に終わったキスシーンの大半は、不二子がルパンを拒絶するというパターンである。
身体をかわする、指で止められる、平手打ち、ドアを叩きつける等、いろいろな手段でルパンからのキスを遮っている。
キスOKな場合と、拒絶する場合の線引きのようなものは、全体を通してもハッキリしないのだが、唐突に迫るキスはほぼ全部拒絶、特に立て込んでいてそれどころじゃない場合、かなりの割合で拒絶しているようだ(当たり前か・笑)。
新ル16話だと、真剣なルパンの感謝のキスは許し、ラストでふざけた途端拒絶しているので、不二子の基準は案外その辺にあるのかもしれない。
(新ル83話では「女の子は手続きのほうが大事なのよ」とキスにいたる過程を大事にする発言をしていたり、新ル124話では「キスはムードでするものじゃないわ」と愛情の真剣さを重視する発言も見られる)

あとは、不二子が何らかの目的を持っている場合、キスだけで焦らしてルパンを奮起させようとしているシーンも見受けられる。


珍しい「未遂」シーンとしては、不二子からキスをしようとしたのに、ルパンが拒否した新ル68話だろう。
全作通して、不二子が迫ったのにルパンがキスしないのはここだけである。
(個人的には、ニーナのためかと思うと、イヤな気分になるのだけど・笑)
また、新ル47話では、デート中のルパンと不二子の元に、次元と五右ェ門がやってきてキスを妨害するシーンもあり、ここもかなり珍しい。
PARTIIIからは、15話の未遂回を挙げたい。不二子がルパンを殴って未遂はよくあることだが、この場合、相手をローリーだと思い迫っているルパンに対して、不二子は歯が折れるほど強くぶん殴っているのだ。ある意味必見。
ちなみに、どのシリーズでも結婚式を挙げてた(挙げようとしていた)ルパンと不二子だが、誓いのキスはいずれも未遂に終わっている。



シリーズ別に見ると――
旧ルの時は、3話冒頭のキスと、13話の結婚式での未遂以外二人のキスシーンがないが、新ルでは未遂含めて57回も登場する。
だがPARTIIIでは成功失敗含めて計7回と、新ルに比べて激減。
作品のトーンと、二人の関係がじんわり変化しているせいかと推測してみたりする。

ルパン

不二子以外のキスシーンも、ルパンはずば抜けて多い。ゲストキャラの綺麗どころとはかなりの割合でキスシーンがある。
ルパンと最も多くキスしたキャラクターは、新ル52話のエマニエル・ポアロの4回(ポアロから3回、ルパンから手の甲に1回)。
続いて「カリオストロの城」クラリス(額と、投げキス)、「バビロンの黄金伝説」キャラメール(投げキスと頬)、PARTIII・18話のジェニーが2回(頬と唇)となっている。

頬へのキスが多い中、唇にキスした女性ゲストキャラは、「Dead or Alive」オーリエンダー、旧ル3話リンダ、新ル68話ニーナ、新ル77話マリアンヌ、91話イアンヌ(永眠後)、PARTIII・4話女シンドバッド、18話ジェニーの7名。

ルパンは男性とのキスシーンも何度かあり、新ル1話で銭形(再会を喜んで)、新ル55話の菊子(不二子に変装中)、新ル42話のオナベス(完全に惚れられた)、新ル130話ダレ(素材として惚れ)がある。
オナベスの場合は、かなりの迷キスシーンと言えると思う(笑)。

また、ルパンはレギュラー5人中最も投げキスをしている。クラリス、リーサ、銭形、国境警備員、ドミノとロバート、マダム・ピッコロ、アモーレに挨拶代わりにキスを送っており、またアニタとラチカ(新ル32話)、ニセルパン(新ル155話)から投げキスを受けている。
その中で特殊なのは、100話でのメタな1シーン。この作品の元となるアイディアを投稿してくれた視聴者に向けて感謝のキスをしようとするも、それが男性だと知り、途中で止めている。いかにもルパンらしい(笑)

そして、ルパンは132話で動物(ペリカン)と1回キスしており、銭形とルパンだけが動物とキスしたレギュラーキャラクターということになる。

対無機物なのでカウントしなかったが、ルパンが博物館に向かって(ブラックパンサー宛?)投げキスをするシーンもある。(新ル18話)

不二子

ルパン以外が相手の場合、結婚をしようとした男性が殆どである。
新ル14話フォワード・ヒース(手の甲)、75話ハフナー(式での誓いのキス)、81話クロード王子(出会いの際手の甲にキス、式での誓いのキス)といった具合。
一方で、結婚式まで待ちこまれるが、不二子がその気でなかったPARTIII・46話バラクーダの場合は、銃をつきつけてまで拒絶している。

あとは男性ゲストキャラからキスを迫られるシーンや身体に触れられるシーンはあるものの、大抵うまくかわしている。
例外的なのは、110話のゲストキャラ、小物風のグリーンくらいだろうか。あの時の不二子はかなり尻軽女に見える変装をしていたので、それに相応しい態度をとったと考えられる。
しかし、不二子以外の人物に変装している時はかなり大胆で、新ル23話峰ブジ子と70話ボニーのときは、どちらも盛大にキスシーンを披露している。

PARTIIIでは、36話のファロンと大恋愛。
これまでの結婚は、どれも宝石目的や、王妃としての名誉に惹かれてのものだったが(クロードは本当に好きになっているように見えたシーンもあるけれど)、ファロンの場合は損得抜きで好きになっている様子だった。
個人的には、ルパンの対ニーナと並んで、「なんで!?どうしてこの人なの??」と疑問がわいてくるのだけど仕方ない。
彼の場合は結婚こそしなかったが、別れ際に熱いキスを交わしていた。


不二子のキスシーンでちょっと意外だったものを挙げるなら、新ル18話のコナイゾー警部とのものだろうか。
ハゲイトーの邪魔が入ったので未遂だったが、ブラックパンサーをプレゼントしてくれたお礼として、約束通りデートにやって来た上、唇にキスしようとしていた。
もうプレゼントはもらった後なのに。特に男性的な魅力があるとは思えないのに(失礼)
まだ引き出せるものがあったのか、それとも警察関係者と親密にしておけば、今後役に立つとの目論見でもあったのか。
…と、素直にこのキスシーンを受け取れないのであった(笑)

また、新ル40話では、銭形の頬にキスしている。色仕掛けに見せかけて、実はカメラを仕掛けるのが目的だったのが不二子らしい。
ルパン以外のレギュラーとのキスシーンはここだけ。(旧ル7話では藤波吟子として、五右ェ門に「はしたない」態度を取っているがキスはしていない)

次元

女性との関わりや恋愛エピソードが多いという印象を次元には持ってしまうが、キスシーンの観点から見ると、残念ながらルパン、不二子、銭形以下の回数しかない。
次元と女性のラブシーンといえば、新ル26話リンダ(キスした回数もリンダがトップ)、新ル58話モニカが印象的。
逆に言えば、恋愛エピソードは他にもあるものの、この二人としかキスシーンはないのである。なかなかガードが固い次元さん(笑)

それ以外では、新ル133話で“島民”から、手の甲に感謝のキスをされ、新ル12話で変装中に銭形に歓迎のキス、新ル89話で煮詰まってるルパンに投げキス…
計5回。以上が次元の全キスシーンだ。

興味深いのは、89話。
ここは見ていただくとおわかりのように、妙な「間」があり、実は次元の動きを投げキスとして認定していいものか、すごく迷っていた。
が、何人かの硬派な方々にアドバイス頂き、無事(笑)キスシーンとしてカウントすることになった。

ルパンが4ヶ月も山篭りしてしまった際、行きのヘリコプターではあれだけ心配しておきながら、ルパンらしく一つの事に熱中しているだけだと知ると、帰りは途端に気が晴れたような態度になる辺りが個人的なツボ。
ちょっとした洒落っけというか、ジョークっぽいノリで激励の投げキスをしたのだと思われる。

五右ェ門

さすが「剣一筋、色気なし」と言われるだけのことはあり、五右ェ門のキスシーンは未遂含めて2回しかない。
「風魔一族の陰謀」では、婚約者の紫にキスをねだられるシーンがあるが、惜しくも未遂。
結婚の約束をしているのに、積極的な紫に対して少し照れている様子がかなり初々しいキス未遂シーンだった。

本編で五右ェ門とキスした唯一の女性キャラは、PARTIII・5話のベルタである。
ベルタから唇に「忘れ物よ」と軽くキスされ、一瞬頬を赤らめる五右ェ門。だが次には「まだまだ修行が足りん」と呟く、大人の態度を見せている。
女性にあまり免疫がないという五右ェ門も可愛らしくはあるが、いくらなんでも限度と言うものがあるので、このくらいのキスならば受け流せるくらいには成熟していて欲しいというのが、個人的な願望。
そういう意味で、ベルタとのキスシーンは程よく五右ェ門らしくて良いと思う。

銭形

銭形には未遂を含めた合計21回のキスシーンがあり、ルパン、不二子についで3番目に多い。

恋愛エピソードといえば、新ル69話「とっつあんの惚れた女」と新ル85話「ICPOマル秘指令」が真っ先に思い浮かぶが、残念ながら両方ともに実質キスシーン「未遂」。
ジャスミン局長とは、絵の上でバッチリ唇が触れ合っていたので、一応成功カウントしているが、実際はちょうどいいところにルパンが現れて台無しにしてしまったと思われる。
ローラの場合も、もう少しで、というところだったが、足に鍬が刺さって未遂に終わる。せめて最期にキスさせてあげたかった…

それ以外にも、企みがあったとはいえ新ル114話でノヴァに結婚を迫られキス未遂や、「バビロンの黄金伝説」のキャラメールにされたキスなどがあり、なかなか美女とのキスシーン率が高い。


銭形にはハプニング的なキスシーンも多く、新ル8話でコンパートメントに入り込んでいくと、なぜか両頬にキスマークをつけてメロメロになって出て来たり(これも美女?)、新ル141話ではソ連の警察署長から付けられたコンパニオンの女性から顔中にキスされたりしている。
ちなみにこのコンパニオンとのキス、マークから推測すると11回。銭形がキスした回数としてはぶっちぎり。残念ながらあまり好みのタイプではなかったようだが…(笑)

ハプニング的という流れで、男性とのキスが多いのも特徴的だ。
新ル1話でルパン、12話で次元をはじめ(この二人はうっかりでなく自分の意思で銭形にキスしてるが)、新ル5でぶつかりそうになった頭取と、新ル135話では薬で女性化してしまい、ガルタンに対して両頬&唇にキスしていた。
ルパンを捕まえるために女装し、ルパンの肉体に入っているスチールとキス未遂。
さらには新ル66話で、歓迎のカメラマンとキス未遂があり、合計6人の男性とのキスシーンがある。
ルパンが男性としたキス4人(投げキスを入れれば5人)より多い(笑)

ついでに、ゴリラに好かれやすいタイプのようで、新ル35話、96話でゴリラにキスされている。

また、銭形はルパン、次元、不二子からキスを受けたことがあり(いずれも頬)、そういう意味では貴重なキャラクターである。

(2013.2.28)


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送