第72話 スケートボード殺人事件


ボロンコ

テレコムが作画を担当したエピソードだということで、やや旧ルチックなゲストキャラが登場していたり、ルパンたちの動きに細かく楽しい箇所があったりして、そういう意味では見応えあり。
ルパンたちの表情や動きには、とってもツボなポイントが多々あって、その辺は文句なく大好きである。
また、作品に本格ミステリ風味が感じられる部分もあり、貴重である。
…が。私個人としては昔からどうしても話にノリ切れない何かを感じている。
多分、原因はこの回でルパンと対決するボロンコ少年なのだろうと思う。

以前からあちこちで言っているが、私は子供キャラとルパンの対決というパターンをあまり好まない。
なぜなら、ルパンが勝っても(大人キャラとの対決に比べ)問答無用の痛快さにかけるからだ。
勝って当たり前だし、負けるなんてもっての他。
どれだけ才気に飛んだ少年だろうとも、ガキ相手に大人の天才ルパンが本気になるのも粋じゃない。
だからといって相手を舐めすぎては逆にルパンが安っぽくなってしまうし、苦戦でもしようものなら情けなく感じてしまう(もちろん作品の「見せ方」で印象はずいぶん変わってくるせよ)。
そういうわけで、個人的にこの手の子供ライバルキャラを歓迎していないことがまず理由の第一点。

そして第二に、ボロンコが、「刑事コロンボ」のコロンボ警部の子供であるという設定に正直馴染めない。
これは言うまでもなく、良し悪しの問題ではなく、単に私個人の好き嫌いにすぎないわけだけれど…馴染めないものは馴染めないんだから仕方ない(開き直り)。
「ルパン」に登場する有名人子孫に関しては、オリジナル(笑)と無関係であることは、幾重にも承知しているつもり。
だが、なぜかボロンコの場合はダメらしい。特に「パパが手こずった事件は僕が解決している」という台詞に、ちょっとカチンときたりして←ガキの反応;
元々苦手な「子供キャラ」であることに加え、コロンボの「息子」という設定は、その続柄があまりにオリジナルに近すぎて、生々しい感じがするからかもしれない。
大人になってから観ると、新ルに出てくる子供キャラの中では、そんなにイヤだとは思わないし、顔なんか可愛いとも思うのだが。
ボロンコ好きの皆さん、ごめんなさい^^;根っからの「刑事コロンボ」好きゆえのことなのでご容赦を。

ちなみに、タイトルになってる「スケートボード」はボロンコが作中で乗り回しているもの。事件とは特に関係はない。


そのボロンコ。銭形を差し置いて、ルパン逮捕の特別任務に当たることになった。
当然銭形はご立腹だが、ロス警察全署を挙げてボロンコに肩入れしている風だし、「余計な手出し無用」と釘を指されてしまうので、この回はラスト付近までルパン逮捕に駆け回ることが出来なくなってしまう。
ボロンコに対して怒り心頭の銭形が「バッカヤロー!お前らなんかにルパンが捕まってたまるか」と、署の中で暴言を吐いてしまうシーンが、微笑ましくて好き^^

ルパンが今回狙っているのは、アメリカ最大のコンツェルン、資産100億ドルのクイーン家に伝わるサファイア「ソロモンの瞳」であった。何でも、ソロモン 王がエルサレムで見つけたサファイアで、その所有者の願いは何でも叶うという、不思議な言い伝えまでついている有名な宝石。

宝石の現所有者・クイーン氏は大のアメフト好き。
娘のマーガレットは、父の所有するアメフトチーム、レッドイーグルスの選手であるジョージと結婚を約束した間柄で、ジョージが次の試合に勝ったら正式に婚約発表をしたいと希望している。
だが、父クイーン氏は後継者としてジョージをすんなり受け入れてないようにも見え、ちょっと微妙な雲行き。
クイーン夫人は、車椅子で生活するご夫人。
なんと、彼女のメイドとして、不二子が潜り込んでおり、ルパンと別口で「ソロモンの瞳」を狙っている。
これが、ターゲットたるクイーン家の近況だ。

ルパンに「ソロモンの瞳」が狙われているとあって、ボロンコはクイーン邸で警護に当たる。
その際、クイーン氏には何か考えがあるらしく、誰にも打ち明けずに宝石を隠したいと申し出た。一時間だけ書斎に一人きりにして欲しい、と。
身内にまで隠すなんてと夫人は不満げだったが、ボロンコは了承する。
クイーン氏が一人きりになっている間、書斎と玄関の出入りが一目でわかる廊下に陣取りって見張りを続け、なかなか手強そうなところを見せるボロンコ。

クイーン氏が部屋に閉じこもったのが、午後9時半。
そして、10時になると、マーガレットの婚約者ジョージが、帰宅。屋敷を出た。
同じ時刻、夫人は自室に引き取った。そこまで付き添った不二子は、夫人に今日はもう下がっていいと言われる。

自由な時間となった不二子は、本業(笑)に精を出そうと、書斎の様子を伺うのだが、ボロンコが邪魔でうまく行かない。
その頃、ルパンは次元と一緒にクイーン邸の庭に忍び込んでいた。
余談だが、この時のルパン一人だけが、仕事着。
丸い襟ぐりの、シンプルデザイン、そして手袋という組み合わせだ。
基本的に仕事着大好きの私だが、この回や101話のような、丸首の仕事着はそれほどツボのど真ん中ではない。ハイネック系の方がルパンがうーんとカッコよく見える気がする。


殺人事件

そのルパン。庭から屋敷をうかがっていると、走って逃げていく不信な人影を目撃。
そして庭の木に、突然クイーン氏が吊り下がるという突発事態に遭遇する。
とっさにルパンは、クイーン氏を吊るした縄を、投げナイフで断ち切る。そのお陰で、クイーン氏の命は助かった。

そこへ姿を現すのは不二子。「とんでもないことをやっちゃったのね」と、ルパンがクイーン氏を手に掛けたと思い込んでるこの台詞。付き合いの長い不二子のものと思うと、な〜んとなく戴けない気はするが、突然こんな場面に遭遇したらそう思うものなのかもしれない(?)。
異変を察知したボロンコが書斎に飛び込むと、窓は開き、クイーン氏の姿も、宝石も消えていた。
ボロンコも同じく、窓の下の光景を見てルパンがクイーン氏を殺したと、一旦は思うのだが。これは仕方ないだろう。

車で逃げる際、次元までもが「まさかルパン」と疑うように呟く。ルパンは助けてあげていたのに!
ルパン自身が言う通り「ジョーダンポックリコ」なのである。
まったくもう。揃いも揃ってルパンが滅多なことでは一般人や警官を殺さないことをお忘れなのか。
相棒も不二子ちゃんも、この回はルパンへの信用度がやや低いよう(苦笑)まあそれだけ、意外な事態・展開だったということか。

屋敷から逃げ出したルパンに対し、非常線が敷かれる。
ルパンのスペシャルな運転テクニックで強引に突破するのだが、ボロンコの指示通り車に打ち込まれた催眠ガスはルパンと次元をあっという間に熟睡させた。
何とも不覚なことに、二人は、ボロンコのせいで一度逮捕されてしまうのである。
……なんだか愉快じゃないぞ!!(笑)←ルパンスキーのワガママな叫び

その頃、ようやく冷静に立ち返ったか、不二子は屋敷内で「ルパンが盗むために殺すなんて?」などと考えを巡らせている。
同じ頃、ロス警察内では、銭形が婦警相手に、ものすごくたどたどしい英語で、「ルパンを百回も捕まえた」という自慢話をしている(笑)
銭形が「100回」の言い方がわからず単語だけを並べていると、「ルパンって100人もいるの?」と小馬鹿にされ、ようやく「hundred times」と言えたと思えば、「要するに100回も逃げられているのね!」と大いに笑われてしまう。
笑う気持ちもわからなくもないけど、あのルパンを何度も捕まえられるのは、それだけでスゴイことなのに。いつも不当に扱われる銭形。
でもいいのか、本人はなぜ相手が笑ってるのか、よくわかってないみたいだったから(笑)
そんな銭形の元に、ルパン逮捕の報が届く。
そして、クイーン氏の殺人未遂容疑まで加わっていることも。

身体検査の結果だろう、ルパンが宝石をもっていないことがわかり、ボロンコにしてみれば逮捕はしたものの謎は残った。
宝石はまだ、書斎のどこかにあるのではと考えている時…
試合のためにクイーン氏が用意したウィニングボールを、レッドイーグルスの人が取りに来たとの知らせ。
一度は、書斎からの何も持ち出してはならないと言ったのに、ふとボロンコはひらめくのだった。そして、ボールをレッドイーグルスの人間に渡すのだった。
その頃、まだメイドのふりを続けている不二子も、ボロンコの様子から宝石の行方に気づいたようだ。

また、ボロンコは屋敷中を捜査し、クイーン氏の遺言状を発見。
さらには夫人の部屋でロープの切れ端らしきものを見つけ、夫人の部屋の下がクイーン氏の部屋であることを確認するのであった。
ここで伏線が出揃った。

視聴者側からすると、ルパンや不二子がやっていないことは明らか。犯人は当然屋敷の人間のわけだし、逃げる人影や夫人の部屋のロープなど、ヒントも多く、 おおよその見当はとっくについているわけで、犯人は誰かという謎への興味はあまりわいてこないのだが、こういうミステリ風の「雰囲気」が楽しい。


さて、逮捕されたルパンと次元は、手錠を掛けられ、護送車に乗せられていた。
この時、警官に笑顔を向けたのに思いきりにらまれると、「つーん」とそっぽ向くルパンが滅法かわいい!!!
二人がどうやって逃げるのかと思っていると、護送車の前に五右エ門登場v
そのまま突っ込んでいく相当乱暴な護送車(!)に動じることなく、五右エ門は斬鉄剣をさっと一振り。
ちょうど煙草をくわえ、ルパンに「火を貸せよ」と言っていた次元の帽子と煙草、そして髭までもが、音もなく切れる。もちろん二人の手錠も!
それで事態を察した二人は、ニヤ〜ッと笑い合い、突然「セッセッセ」をやり始める(最高v)
「八十八夜♪」と歌いながら二人が楽しそうに、勢い良く手を打ち合わせた弾みで、斬鉄剣により一刀両断されていた護送車は、ついに真っ二つに裂けた。
その隙に、二人は車から逃げ出していくのだった。
真っ二つになった車に残された警官たちが、一生懸命手をつないで車の分離(笑)を食い止めようとしているところが、ホントにおかしい。
この話の中で、動きや表情の美味しいココが一番大好き!!

余談だが、「セッセッセ」をやる時の掛け声、ルパンは「パラリトセ」と言っていたが、これは地方によって違うのか。
ちなみに私は(埼玉出身)、子供の頃「セッセッセーのヨイヨイヨイ」派でした。←どうでもいい


争奪戦

こうして五右エ門のお陰で逃げ出したルパンと次元の前に、不二子が登場。
「宝石の行方がわかったわよ」と告げるのだった。
不二子は単独でソロモンの瞳を手に入れようとしていたはずだが、いつの間にかルパンと共同戦線モード。
ボロンコがなかなか侮れなさそうだから、ルパンを利用しようと考えていたのかも(後に手に入れた宝石を「わたしのよ!」と言っていたし。笑)

宝石の在り処とは、アメフトのグランプリリーグを行っているハリウッド・スタジアム。
クイーン氏は、宝石をその試合のウィニングボールの中へ隠したのだ。
スタジアムへ四人が着くと、ボロンコが彼らを迎えた(ものすごい場所から。笑)
ルパンが逃げ出し、宝石の場所に見当をつけてスタジアムへ来ることを予測していたようだ。確かに、子供にはあるまじき推察力と行動力。
だがルパンは、「(宝石は)オイラが頂戴するぜ」とまだ余裕の態度だ。
…どうでもいいのだが、この回ではなぜかルパンが「オイラ」という一人称を数回使っている。個人的好みとしてはルパンには「俺」「俺様」がいいなぁと思う今日この頃。ま、山田さんの名調子だと「オイラ」も乙なのですが^^

ルパンたちはボールを奪おうと、試合の真ん中に飛び込んでいく。試合の後に機会を見つけて奪うんじゃないところが、派手好きのルパンらしさなのかも(笑)
その試合の最中、ジョージの走る姿を見て、ルパンは事件のあった日目撃した人影を思い出す。犯人一人確定〜。

ボール争奪のドタバタは、見ていてとっても楽しく、ルパンと次元の連係プレイが気持ちいい。
また本職の選手にタックルを決める次元もカッコイイ。
127話「直撃!デッドボール作戦」で大リーグ選手の投げた鉄球を打ち返せたり、この話でアメフト選手にタックルかけたりできることからして、次元ってかなりスポーツの素質がありそうな気がする。本人はやる気なさそうだが。笑)
ボロンコもスケートボードに乗って参戦するが、最終的にボールを奪ったのはルパンたち。そのまま彼らはスタジアムを後にした。
逃げていく時、とんでいきそうになった帽子を次元がヒョイとかぶり直すシーンとか、細かい部分の動きも楽しい。
それをボロンコは大人しく見送るのだが…

それもそのはず、ボールは贋物。時限爆弾が仕掛けられていたのだった。
「時限、時限爆弾」と目をまん丸にして大慌ての次元が笑える。外に放り出せーという感じなのだが(笑)、慌てすぎたせいか間に合わず、そのまま車内で爆発。
ルパンら四人は「ズタボロ」。ボロンコにしてやられたのだった。
「だから言ったであろう!!」とボロボロになりながら怒る五右エ門が可愛い。
…とはいえ、子供にやられるルパンなんて、ちょっと切ない。ボロンコがルパンを翻弄することを、馬鹿笑いで喜ぶ署長も何だか憎らしい(笑)


ボロンコは、ルパンが再び本物の「ソロモンの瞳」を狙いクイーン邸にやって来ると確信していただろう。贋物をつかまさせたまま、黙っているようなルパンではないからだ。
それはそれとして、「ソロモンの瞳」が見つかったことを報告がてら、関係者一同を集めての謎解きを開始。
そこで、クイーン氏を襲ったのは、ルパンじゃないことを説明する。
ボロンコによる真相はこうだ。10時に屋敷を去ったふりをしたジョージは、こっそり裏庭に回り、クイーン氏の部屋の窓に石を投げつけ、彼が窓から顔を出すように仕向けた。
同じく10時に部屋に引き取ったクイーン夫人。ちょうど窓から顔を出した夫の首に縄をかけて吊り下げ、絞め殺し庭に落としたのは彼女だ。
その後ジョージが、庭の木で自殺したよう偽装していたところに、ちょうどルパンがやって来たというわけ。
そして、ソロモンの瞳がボールの中に入っていることに気づいていたジョージは、試合の後それを奪うつもりだった……

動機は遺産関係(屋敷モノの定番^^)。
クイーン氏の遺言状では、全財産をレッドイーグルスに寄付することになっていた。
そこで、予告状が来たのをいいことに、ルパンに盗まれたことにして、宝石を奪い取ろうと画策したのだとか。
犯人どもは言い逃れしようとするが、関係者には死んだと思われていたクイーン氏は生きていることが明かされる。
きっと、再度命を狙われることを恐れて、関係者には助かったことが伏せられていたのだろう。

冷静に考えれば、夫人の場合、夫を殺して全財産をレッドイーグルスに持っていかれては、そのほうが困るのでは?という気がする。
ただ、よっぽど夫婦仲が冷めていたからこそ、クイーン氏は財産を妻にも残そうとしなかったのだろうし、夫人の方も宝石狙いというよりは、もしかしたら夫婦間のこじれの方が、主な動機だったのかもしれないけれど。
それにしても、気の毒なのはマーガレット。母と婚約者が、父殺害を企んで実行に移したなんて……。男を見る目がなかったのは自業自得だが(^^;、お嬢様だから仕方ないか。
ホント、クイーン氏が助かって良かったね。ルパンのお陰であるのをお忘れなきよう(←強調)

そのルパン。屋敷に、目撃者として姿を現す。ボロンコの推理を肯定した。
そして、室内を暗闇に落とした瞬間、「ソロモンの瞳」を奪い、去っていった。
だがボロンコは動じない。予測通りに現れたルパンに対し、再度贋物の宝石を用意していたからだ。
…が。何度も同じ手にひっかかるルパンではない(大威張り)
暗闇の中で、ボロンコがすり替えた本物の方に手を伸ばし、奪っていったのだった。
ボロンコの考えることくらい、ルパンにはお見通しなのだ(もっと大威張り)

警察で宝石を鑑定の結果、本物をまんまと奪われていたと判明すると、途端に銭形が勢いづく。
「だから言わんこっちゃない!!」と怒鳴りつけて、早速自らルパンの後を追うのだった。
ボロンコもそこで引き下がるほどやわではなかった。お得意のスケートボードに乗って、ルパンを追跡する。

その頃ルパンたちは、本物の「ソロモンの瞳」を手に入れ、ご機嫌で車に乗っていた。
あまりにご機嫌すぎたか、ルパンは運転しながら宝石を巡って、不二子とジャレつき始めてしまう。
不二子に宝石をあげようかなーどうしよっかなーやっぱりあげなーい、という感じの、要はものすごく子供っぽいやり取りをするわけだ。
不二子も不二子で、宝石に目の色変えて「それは私のよー」とルパンの手から宝石を奪おうとする。
「醜いぞ、不二子ッ!ルパン、やめろ!」と、五右エ門じゃなくても説教したくなるというもの。
……いや、こういうノリも嫌いではないんですけどね。それにしても、あまりに子供じみたやり取り。
個人的要望を言うなら、ココは一つ不二子のほうが大人になって、ルパンを宥めたり思わせぶりをしたりして、宝石を我が物にする算段をして欲しかったなぁと。
あまりにムキになりすぎて、ザ・欲張り女〜という感じになってしまっていたのが残念。

不二子に取られまいと、ルパンが窓から手を伸ばし宝石をチラつかせていると、そこにしがみついてきたのは、ボロンコ。
どんだけ早いスケートボードなんだか(苦笑)
ここでもまた、ボロンコとルパンが宝石を渡せの渡さないのと、子供じみた奪い合いを演じる。

結局、勢い余って、宝石はぽーんと放り出されて、パトカーで追ってきていた銭形の口の中へ(ココは好きv 大笑)。
さすがに飲み込むことはしなかったが、宝石には何の興味もない銭形は、無造作にそれを放り投げると、ますますルパンに迫ってくる。
銭形に放り出された宝石は、同じく追跡してきていた署長の手に収まるのだった。
宝石を手に入れそびれたルパンは「また不二子のせいで失敗しちゃった、悔しいー」と言うのだが、今回に限っては、ちょっと違うのではという感じ。不二子のせいでもあるにせよ、調子に乗りすぎたルパンも悪いわけで。
「身から出たサビだ」という五右エ門の言葉が、いかにもご尤もなのである。(このシーンで次元が、またもや目をまん丸にして、署長の元に行ってしまった宝石を見ている様子に笑いを誘われる^^)

取り敢えずは、クイーン家の「ソロモンの瞳」を奪われずに済んだということで、署長はご機嫌。
ボロンコは、ルパン逮捕を遂げられず、今にも泣き出しそうな、呆然としたような、フクザツな顔をしてそのままルパンと銭形を見送った。
ロス警察の捜査範囲でしかルパンを追えないボロンコには、そこが限界だったのだろう。
もしくは、ルパン逮捕にはまだ自分が未熟だと悟ったか…?

銭形は、またルパンを追えるとあって心底嬉しそうに追跡してくる。
ルパンの方は「またか」とうんざりした様子。やっぱり追いつ追われつするのは、この二人が似合いだ。


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