第117話 チューインガム変装作戦


バッキンガム

これも浦沢義雄による「ブロードウェーシリーズ」の中の一作。
大人になってからようやく。浦沢ルパンの面白味に気づいた私ではあるが、個人的には正直この作品はイマイチだ。
あまりにもハチャメチャ・ドタバタが加速しすぎて、見終わった後「すみません、ついて行けませんでした!」と思ってしまう(笑)
よく浦沢ルパンのコメディ系に出てくる、色っぽいが頭の足りなそうな女性として、今回もアモーレが登場しているが、個人的には78話のベイビーや、106話のビビアンの方が好きだ。(というか、この手のゲストキャラクターにいい加減飽きが来たというのもあるんだろうけど)

さて。当然ここはブロードウェー。大金持ちから、売れない芸術家・音楽家や、貧しげな酔っ払いの男ども等、色々な人たちが集まる場所である(らしい)。
そこに登場するのは、バッキンガムと名乗る男。ひとしきり街の様子を映した後、彼がカメラに向かって「(ここは)ブロードウェー」と描く演出は洒落ている。

そのブロードウェーにルパンたちは滞在していた。が、ルパンと不二子は何があったか、やや険悪なムード。
ルパンがそちへ行くなら、こっちへ行くと不二子は真反対の方向へ歩き出していく。
そんな彼女を引きとめようと、ルパンは不二子を抱きとめ「愛し合う二人の別れにはキスがつきもの」と、唇を突き出す(かわいいーv)。
が!バッグに入っていた入れ歯で、不二子はルパンを撃退する。な、なぜバッグに入れ歯なんか入っていたのだろう。さすがナンセンスコメディ。

そんな様子を相棒二人はホテルの窓から見下ろし、「よくやるぜ」と笑っている。五右ェ門にいたっては、「はっきり言う。ルパンは女にモテん!!」と断言。
ええ〜五右ェ門、それはないでしょ?とルパンスキー的には言い返したいところだけど(笑)、この回で不二子がルパンに素っ気ないのは事実(何をしでかしたんだか)。

ルパンはさらに不二子を追って、こう言う。
「不二子、確かに俺はお前を愛している。だがお前は俺を信じちゃいない」
上記のキスを迫る時といい、これと言い、台詞はカッコイイし、山田さんの声もドキドキもの!! なんだけど、次にやることがイタダケない。
「この目を見ろ」と突き出したるは、サングラスの下から取り出した“目”そのもの。
これが嘘をつく男の目か?と“目”を持ちながら迫ると、不二子は悲鳴を上げて逃げていく。そりゃそうだ(笑)

もちろん、その目は作り物。そんな悪戯したのは、どうしてなのか。
「信じてない」「嘘をつく男の目かどうか」等の台詞から推測するに、どうもルパンが不二子に対して嘘をついた事が原因で、機嫌を損ねたようだが…こんな子供じみた悪戯しちゃ、余計怒らせるだけなのに。

その様子を見ていたバッキンガムの言う通り、「女を驚かすなんていい趣味じゃない」。
どうでもいいシーンなのかもしれないが、ルパフジスキーとしては、二人の間に何があったのか、ちょっと知りたくなってしまうのだった。

さて、このバッキンガム。ルパンの知り合いらしいで、奇想天外な発明品を作ることが出来る男らしい。
「できたのか?」というルパンの問いに答え、噛んでいたチューインガムを取り出す。同時に、さっと左手を差し出すことも忘れない。ルパンはその手に、札束を乗せた(!)
バッキンガムが膨らませたチューインガムを割ると、ガムは全身を覆い、あっという間にルパンに変装してしまった。
なんとこのガムは、変装用のガムらしい。どういう仕組み!??
と、浦沢ルパンに深追いは禁物か(笑)

その後バッキンガムとルパンは、とある酒場で商談成立を祝って乾杯している。あの変装用ガムにルパンは5万ドルも支払っているようだ。
二人が酒を飲んでいると、ステージが始まった。
この店のオーナー・ガスパーのオンナである、踊り子のアモーレ登場である。店の中は大興奮、相当な人気者のダンサーらしい。
しかし、嫉妬深いガスパーの情婦である彼女に、ウィンクの一つでも送ろうものなら、ガスパーからマシンガンの弾が送られてくることになっているのだとか。
そうと聞いて、ルパンは俄然アモーレにラブコールしはじめる。止めるバッキンガムを、「俺たちは金払って遊びに来てンだぞ!」とはねつける。
たぶん、駄目だと言われると余計にそうしたくなる「天邪鬼」、「反逆魂」のスイッチが入ってしまったのだろう(不二子と喧嘩別れしている後だけに、単に女の子と飲んで騒ぎたかっただけなのかもしれないけど・笑)
どこかで見ているはずのガスパーを挑発するかのように、ルパンは投げキッスをし、バラの花束を投げ(しかも最後の一本は口移し!)、そして一緒にダンスまでしてのける。
バッキンガムは「もうダメだ」と頭を抱えてしまう。

ちょうどその時、ステージの裏では銭形がガスパーと共にいた。銭形はガスパーの協力を得て店に張り込み、逮捕するためのチャンスを伺っていたのだ。
しかし、ルパンとアモーレのあれやこれやを目撃したガスパーは、銭形に協力していることも忘れ、嫉妬に狂いルパンに発砲しかかる。何とか銭形が押さえ込 み、挙句の果てには縛り上げて「どうどう」と興奮を抑えはしたものの(笑)、とにかくガスパーの怒り方はただ事ではなかった。

ステージを終えて戻ってきたアモーレに「ルパンは?」と尋ねると、もう帰ったとの返事。大慌てで二人はルパンを追うことになる。
車をぶっ飛ばす間も、「あっちだこっちだ」と言い争い、ハンドルを奪い合うガスパーと銭形。そのドタバタ的なノリはちょっと面白い^^
ようやく(偶然にも?)、いい具合に酔っ払ったルパンとバッキンガムを発見(酔っ払って歌ってるルパンが可愛いv)。
ガスパーは銭形よりも早く彼らを追い、マシンガンを撃って撃って撃ちまくる。もう見境なし。やりたい放題。
が、それで驚いてちゃイケマセン。この後、もっとスゴくなっていくのだから。

ゴミ箱に隠れ、何とかガスパーをやり過ごしたルパンとバッキンガム。
ルパンの命令で、例のチューインガムでバッキンガムはルパンに変装させられ、地下道に逃げたルパンに囮として取り残されてしまう。この役割代も5万ドルのうちに入っていたのかしらん(笑)
銭形・ガスパー二人に袋小路へと追いつめられたルパン=バッキンガム。
ガスパーはすぐにでもルパンを撃ち殺そうとするが、銭形が冷静に止めに入る。するとバッキンガムは問いかける。「あんたか、日本の刑事コジャックは」。
その台詞に合わせて、銭形がコジャック化する。さらには、「いいやアイアンサイド」と言うと、またしてもアイアンサイド化した銭形に。このシーンは銭形ファンには必見かも^^
そうこうしているうちに、変装が溶けかかったバッキンガムは「俺を逮捕するなら、ペリー・メイスンを呼んでからにしてくれよな」と一言。
ガスパート銭形は、彼がルパンでないとわかり、去っていくバッキンガムをなすすべもなく見送るしかなかった。

ここの台詞に出てくる「刑事コジャック」も「鬼刑部アイアンサイド」も「ペリー・メイスン」もすべて60〜70年代のアメリカTVドラマから。この統一 感、特に最後「弁護士を呼べ」という代わりに「ペリー・メイスンを」と言わせる辺り、浦沢テイスト満載で非常に洒落ていてgood。


アメリカ陸海空軍

ルパンには逃げられてしまったが、ガスパーは「すでに次の手は打ってある」と自信ありげ。
その次の手がとにかくバカバカしくスゴイ(笑)

最初はアメリカ陸軍の登場。ブロードウェーに戦車が入り、ルパンめがけて大砲を撃つのだ。
この時ルパンが「戦車が怖くて赤い背広が着れるか!」という台詞は、当時の某カップうどんのCMより。
海に飛び込み逃げたルパンだが、ガスパーの「次の手」がさらに彼を襲う。
海軍のお出ましだ。
潜水艦から魚雷が発射される。ルパンは魚雷にしがみついて難を逃れる。その時の一言「アメリカ海軍が俺に恨みなんかねいびー」。ルパンのダジャレ大好き!(笑)

ようやく橋の上に登って逃げたルパンだが、またまた「次の手」がやって来る。
そうです、アメリカ空軍の登場!
陸・海・空、すべての軍隊が、ガスパーの依頼によって動き、ルパン一人を狙ってドタバタを繰り広げる。
ああ、果てしなくスケールが大きく、果てしなく馬鹿馬鹿しい。

突然レポーター役になったバッキンガムは、「どうして安酒場のオーナーにすぎないガスパーが軍隊を動かすことが出来るのか?」という、視聴者誰もが不思議に思うことを、兵士に尋ねてくれる。
陸軍兵士の一人は、「隊長がガスパーからブロードウェーの舞台のチケットをタダで貰っているから」と理由を答えるが(それにしたってどうなのよ!?爆)、 海軍の兵士は入りたてでわからず、空軍の兵士はカメラを向けられて舞い上がった様子で、まるで答えにならない叫びを上げるだけだった。
どうやらこの物語は、作中のカメラがその様子を映している、という作中作的な作りになっているらしい(?)。
「構想10年、出演者10人、制作費10円の超大作」なんだとか。もう好きにして!(笑)

戦車でルパンを追い回していたガスパーだが、銭形にやりすぎをとがめられ、これ以上やったら逮捕すると言われると、ようやく軍隊を使ってのルパン抹殺は諦めた。
が、ガスパーは、まだルパンを亡き者にする事そのものを諦めたわけではない。「頭を使った」作戦を展開しようと、怪しい笑いを漏らすのだった。
余談だが、このシーンでガスパーだけでなく、銭形も軍服を着ているのが極めてレア。この回は「いつもと違う服装の銭形」がたくさん見られる。


アジト(滞在中のホテル?)にようやく戻ったルパンは、濡れた洋服を着替えていた。この時、さすがに相棒たちの前でパンツまで取り替えるのが憚られたからだろうか、衝立の向こうで着替えているのが新鮮。
これから履くお馴染みシマシマパンツが、ちらりと見えると、ちょっとニヤリとしてしまう(阿呆でごめんなさい・笑)
ルパンは今体験してきたことを相棒たちに話して聞かせるが、全然信じてもらえなかった。「悪い酒」のせいにされてしまって可哀想。

そこへバッキンガムがやって来た。ルパンはパンツ一丁で彼を向かえ、さっき身代わりをさせた事を詫びる。
バッキンガムは気にしてる様子もなく、ガスパーからの伝言を淡々と伝えた。「店で待つ」と。
ルパンは呼び出されて逃げ出すような男ではない。店まで送ってきた相棒たちからは「本当に行くのか」「罠に決まっておる」と言われるのだが、当然意思は変わらない。案外あっさり去っていってしまう相棒たち、冷たいというか信頼感があるというか??(笑)

念入りにワルサーを点検すると、用心しながら店の中へ入っていくルパン。
暗闇から現れたガスパーに驚き、思わず銃を向けるが、ガスパーの態度は今までと大違い。
そして唐突にこういって迫るのだ。「結婚してくれ」と(!)。ものすごーくいや〜〜な顔をしてるルパン、わかるわかる(笑)
子供の頃最初に観た時は、あの女好きのルパンが男性からプロポーズされたのかと思ってしまい、「なにごとが起きるの?」と困惑したものだった(^^;
ルパン自身もそう勘違いしたようで「俺はノーマルな人間だ!お前とは結婚できないのッ」と大慌てではねつける。
そういわれたガスパーは顔を真っ赤にして怒る。まあ、彼も女性が好きな男性だから、そんな勘違いされて(しかも殺そうと思っている相手から)、腹が立ったのだろう。ガスパーの迫り方を見ると、誤解されても当然だという気はするが;

彼が言ってるのは、ガスパー自身とではなく(まあ当たり前か)、アモーレと結婚してくれ、という事だったのだ。
アモーレはすでに花嫁衣裳に身を包み、すっかりルパンと結婚する準備万端整えている始末。
ガスパー曰く、アモーレはルパンにひと目惚れしたんだとか。だから彼女を諦めるので、ルパンが結婚してやってくれと、そう言い出すのだ。
アモーレはちゃっかりルパンに抱きつき、キスを迫りまくる。
ルパンは、(珍しくも)荒っぽくアモーレを突き飛ばすと、さっさと店を出てしまう。結婚する気など、まるでないのだから当たり前だ。

しかし、アモーレは簡単に諦めなかった。ルパンの前に立ちはだかり(先回り早!!)、自分を嫌いなのか、だから結婚しないのかとわめき、ついには「死んでやる〜〜!」と騒ぎ出す始末。
……こんな女、仮に惚れてたとしても一気に冷めるくらい見苦しいぞ(笑)
まあ、アモーレもガスパーの命令で、ルパンと結婚しようと必死だったんだけれど。


結婚詐欺

ちょうどそこへ通りかかった銭形に、ルパンはあっさり自首してしまう。もちろん、とりあえずアモーレから逃げ出すためだ。
自分からタクシーを止め、警察へ向かう程積極的なルパン。
念入りに手錠をかけながら、銭形が「熱でもあるんじゃないか」と疑るのも無理はない。

ここでルパンは、ガスパーと銭形がなぜ知り合いなのかを尋ねる。
すると、かつて銭形はガスパーを逮捕した事があったのだという。今では一応カタギとして酒場を経営しているが、かつては結婚詐欺師として有名だったんだとか。
そこでルパンはようやく、ガスパーの企みに気づく。

訳がわかればもう、逃げ回る必要も、ましてや自首する必要もない。ガスパーと決着をつけるだけだ。
ルパンを逮捕してウキウキの銭形が、ルパンに堅気になることを熱心に勧め喋り続けている間に、姿を消してしまっていた。
ちなみに銭形は、自首したルパンにはかなり親身で、堅気になるつもりなら「知り合いのパン屋が店員を募集していた」と、職場まで紹介してくれるほどだった。
ルパンが店員としてパン屋にお勤め!!そんな店があろうものなら、毎日買いに行くぞっと思ってしまうが(笑)、やっぱりルパンは泥棒、アウトローの世界が似合う。

バッキンガムに、チューインガムを弾丸につめたものを用意させると、ルパンは早速ガスパーに電話をして、アモーレと結婚する旨を伝える。
大喜びのガスパーとアモーレ。二人のダンス&キスはユーモラス。
「これでアタイたち大金持ちね」と、早くも寡婦になる気満々。


こうして真夜中の結婚式が始まった。
ガスパーによる招待客が店に押しかけ、音楽が鳴り響き、賑やかな様子。
控え室ではルパンが花婿衣装に身を包んでいる。白いタキシード、素敵vと、普段の私ならなるところなんだけど、今回はアモーレと(偽りの)結婚をするため だからか、はたまたタキシードを着たルパンの顔やシルエットがいまいち好みでないせいか、あまりトキめかない(大きく笑った顔はすごく好きなんだけど)
アモーレが見せ掛けだけでイチャつこうとすると、わざと「キスは今夜まで楽しみにとっておこう」とスルリとかわす。恥をかかされた格好になったアモーレの顔がケッサク^^
企みありの女に、ノッたように見せかけつつ、素っ気なく肩透かしを食らわせるルパンは、何だかイイ。
当たり前の話だけど……やっぱりルパンは、女と見ればすぐにデレデレするような甘い男じゃないのだ。

牧師も到着し、いよいよ花婿、花嫁の登場と相成る。
二人をとりもった牧師は、きわめつけのインチキっぽさ。言動もイッちゃってる感たっぷりの奇天烈キャラで、誓いの言葉もサインもすべてテキトーに済ませて、さっさと「結婚証明書類」だけを作成して去っていく。短い登場だが、忘れられないヘンテコ牧師だ。
ガスパーは証明書をしっかり確認すると、大事そうに懐へとしまうのだった。

ここでルパンは、ガスパーの企みに気づいている事を明らかにする。
アモーレをルパンと結婚させ、その後ルパンを殺せば、合法的にルパンの遺産はアモーレのものに……それはすなわち、ガスパーのものになるのだと。

企みがバレたガスパーはさっさと開き直り、ルパンを亡き者にしようとする。
音楽隊はたちまち殺し屋集団へと変わり、ルパンを狙う。が、そんなことは予想済みのルパンはテーブルを盾に身を隠し、次々とバッキンガム特製のチューインガム弾を、敵の銃口へと撃ちこんで行く。
するとマシンガンの銃口からガムが膨らみ弾けると、たちまち武器がダイナマイトに早変わり!
ダイナマイトが爆発し、殺し屋集団はあっという間にボロボロになってしまうのだった。
一見、ダイナマイトの爆発だが、実はチューインガムでマシンガンをダイナマイトに“変装”させているだけで、マシンガンの暴発によって自滅したというワケ。
……チューインガムでわざわざマシンガンをダイナマイトに変装させる必要ってある?
誰しもそうツッコミたくなるとは思うが、深くは考えまい(笑)。新しい発明品を手に入れたばかりのルパン、使ってみたくなったのだろう。うん、そう考えておこう^^

殺し屋集団が片付いても、まだガスパーの招待客が残っていた。彼らの仲間は一斉にルパンに銃を向ける。(や、ガスパー全然堅気になってないじゃん!笑)
「俺にも仲間はいるぜ」とルパンが言うと、クス玉の中から次元と五右ェ門が登場!
彼らもチューインガム弾を使い、ガスパーの仲間らを撃退していく。
斬鉄剣を使うまでもないとして、五右ェ門も今回はチューインガムのついた投げ矢??で応戦。
チューインガムがあちこちで膨らむと、武器はどんどんダイナマイトやクラッカーになっていく。
色とりどりの膨らんだガム、飛び散るクラッカー、爆発するダイナマイト。軽快な音楽に合わせて、とにかく賑やかな画面。スプラスティック・コメデイここに極まれり。

形勢不利と見て、ガスパーは「次の手」を出そうとするが、アメリカ陸・海・空軍すべてがガスパーへの協力を断ってきた。
(トイレの中から登場する海軍が笑える)
というのも、ルパンがガスパー以上に良い席・スペシャルシートを軍の司令部へ送ることにしたからなのだった。

負けを悟ったガスパーとアモーレは、新婚旅行用に用意してあった車で逃走を図る。
が、スクーターで追いかけてきたルパンに、チューインガムを発射され、車はたちまちバキュームカーへ。
「臭いをどうにかしろ」とアモーレとガスパーがもめているところを見ると、この変装用チューインガム、根本的に物質を変化させてしまう力も持っているのかも??すごいトンデモアイテム!(大笑)

ルパンが乗り込むだろうと予測をつけて、車に乗り込んでいた銭形は、臭いに顔をしかめながらいつの間にやら運転している。
この時も銭形は、清掃員のような格好になっているので、この回だけで銭形は4回もイレギュラーな衣装を着たことになる(想像図含む)。やはり銭形ファンは必見回か?
銭形が運転しているのを見たルパンは、ちようどいいとばかりに、再びチューインガムをバキュームカーにセット。
車をパトカーに変装させ、ついにガスパーとアモーレは警察へと送られるのだった。


ラストは、「全然活躍しなかった」不二子が、いきなりストリップまがいのことをしはじめるサービスカットが。
これ、実はバッキンガム。本物の不二子が瞬く間に飛んできて、彼をぶん殴ったところで、オシマイ。
最後まで徹底的におバカなノリのコメディ路線を貫いているので、ある意味潔い(笑)。こういうノリがお好きな方には堪えられない回であろう。


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