第55話 花吹雪 謎の五人衆(前篇)


富岳三十六景

「私が愛したルパン」に続いて2度目の前後編。
この話は非常によく記憶に残っている。
ラストのルパンたちの口上は、いまだにすべて丸暗記している。自分の事ながら、どうしてなんだろう?と結構不思議だったのだが…
よくよく思い返してみれば昔、「花吹雪…」のシーンから抜粋された、ルパンのドラマテープみたいなもの(基本的にはサントラだったかもしれないのだが)が、なかっただろうか?
後編のルパンvs五右エ門のシーンは、台詞からBGMに至るまで、やけに耳に残っていて、何だかテープで繰り返し聞いていたような覚えがある。

と、まあ個人的な記憶の話はさておき。
この回、特に前編のルパンはちょっと迂闊なところが目立つので、幼い頃はどうしたの、ルパン!とTV見ながらハラハラしていた。


場所は東京の新宿(山手線が緑一色なのが懐かしい!)。
そこのとある高層ホテルで明日から行われる予定の「富岳三十六景展」に銭形は赴いていた。
特に今回は予告状は出していなかったようだが、銭形のレーダーにはびしびしと引っかかっていたらしい。「キャツに盗んでくれと言ってるようなものだ」と呟いている。
この眼の付け所の鋭さ、ルパンの好みを知り尽くしているところはさすが。
(なのに、この後この前後編では銭形のパッとする見せ場はあまりない。残念)
「三十六景展」だからか、会場が三十六階にある遊び心が楽しい^^

会場に入ってみると、そこは静まり返っていた。
浮世絵が展示してある部屋へ入ると、すさまじい風が吹き出してきて、銭形は大いにあわてる。
「止めろ」と叫ぶと、風が止み、一人の老人が銭形に近づいてきた。この展覧会の主催者らしい。
ちなみにこの老人こそがルパン。なのに、わざと銭形の顔を思いきり引っ張って、ルパンじゃないかと確認するところが人が悪い(笑)

銭形から今の風について説明を請われると、老人は説明する。
会場をコの字型に囲んだ廊下、この廊下の気圧を一気に下げると、中から空気が噴出してきて、内部へ侵入することは不可能になる、という仕組み。
銭形は完璧だ、と安心するが、どんな警備にも欠点はあると老人=ルパン。
額縁が割れ、床に穴でも開いたら……?と問いかけながら、会場から銭形を追い出すルパン。
銭形が慌ててももう遅い。ルパンはすでに警備について知り、その弱点を突く方法を考案し、準備を終えていたのである。
持っていた杖でちょいと床を突くと、まるい穴が開き、そこからルパンは姿を消す。同時に、気圧の変化によって、その開いた床へと空気が流れ出していく。
次々に額縁が割れ、浮世絵は残らず穴の中へと吸い込まれていった。

この警備は、たぶん展覧会終了後の夜間など人気のない時間に作動させるものだったのだろうが、それを逆手に取った、いかにもルパンらしい盗み方だ。
かなり乱暴ではあるものの(笑)、このハジケ具合がルパンチックで好き。

絵は、ホテル内の通風孔を通じて、階下のレストランで待機していたコック姿の次元が、受け取った。(外に持ち出しても一番疑われにくいものだが、ゴミ箱に浮世絵入れてるのもなんかスゴイ・笑)
次元のコック姿が見られるのも嬉しい(旧ル14話以来! この後では新ル96話でも次元のコック姿アリ)
ルパンと合流し、五右ェ門が待機していたトラックに乗って逃げる三人。まさに首尾は上々だった。

ものすごい余談だが、トラックの座席で待機していた五右ェ門が、二人が戻ってくると「参るぞ」と声をかけ、すぐにトラックが走り出したので、また五右ェ門がトラックを?と思ったのだが、タイトル後にハンドルを握っていたのは次元だった。


さて。見事「富岳三十六景」を盗んだルパンは上機嫌。不二子は浮世絵に目がないからね〜などと言って、彼女を喜ばせたくてたまらない様子。
だが、相棒らに牽制され、不二子にすぐプレゼントする目論見、ここでは一旦挫折したようだ(笑)


かなり長距離トラックを走らせたようで、新宿の雑踏を離れ、緑の多い山間まで三人は来ていた。(京都付近??)
その時、秋だというのに桜の花びらが舞い散る。
そう、この回のゲストキャラ、白波五人衆の登場である。わはは。
全員和装で番傘を携え、後ろを向いたまま待機している。
次元の「どこの馬の骨だ」という言い方が無性に笑える。ご尤も。

彼らは一人ひとりご丁寧に、歌舞伎まがいの自己紹介をしていく。
日本駄目衛門、弁天菊子、忠乗利平、赤恥重症、南郷まん丸。
バカバカしいまでに大仰で時代がかった自己紹介に、いちいちルパンがズッコケたり、突っ込みいれたりするのがおかしいのと同時に、「うんうん」と頷いてしまう。
最後には、ルパンはトラックの横腹叩いて大爆笑している。確かに、実際こんなのが目の前に現れて、真顔で見得を切られた日にゃ、笑わずにはいられないだろう。
(この五人衆の元ネタは、言うまでもなく歌舞伎の『白波五人男』である)

が、彼らは笑われるために現れたわけではない。ルパンが盗んだばかりの「富岳三十六景」を頂戴すると、わざわざ宣戦布告に来たのである。
傘をくるくる回すと桜吹雪が散り、その隙に五人は姿を消してしまった。バカげた登場の仕方はしたものの、なかなかやりそうな五人衆だ。
この時点ではルパンはまだまだ余裕であり、次元が(歌舞伎口調で)「あ、宣戦布告というわけか」と言うのに対し、軽〜く「お待ち申し上げましょ」と答えている。


迂闊

ルパンたちが帰って来たのは、地下にあるアジト。パッと見、そこにアジトがあるとはわからないようになっている。
それを説明する時のルパンの口調も歌舞伎口調。さっそくルパン一味で「五人衆ごっこ」が流行ったらしい(笑)

奪ってきた浮世絵を見ながら、乾杯する三人の様子がとても良い。
さらには、ルパンは「富岳三十六景」が46枚あると知らなかったようで、「やっぱり浮世絵と女の唇は盗んでみないとわからねえな」と言う。この洒落た台詞がすごく好き!

相棒たちに牽制されていたというのに、やっぱり不二子に知らせたかったようで、電話をかけようと手を伸ばすルパン。そこへ、先ほどの桜の花びらが一枚、舞い落ちる。
即座に三人は反応した。
ルパンは「ただじゃおかねえ」と血気盛んだ。(ルパンにとっては)直接挑戦されただけでも生意気な五人組なのに、こうも早くアジトを突き止められたのは意外だったのかもしれない。

そっと外に出で、三人は分かれて探索することに。
あーーアジトのドア、開けっ放し!!(この辺で子供の頃ハラハラした〜;) ちょっと迂闊すぎ。画面には映ってないけど、実はちゃんと閉めてたのかな。

ルパンたちと、少しだけ手合わせするのは、五人衆のうち忠乗・赤恥・南郷の3人。
それぞれに特技を持っていて、そこそこ腕も立つようだ。鎖鎌だとか含み針のような時代がかった武器で襲ってくる。ちなみに力自慢らしい南郷まん丸は巨石を五右ェ門に投げ付け攻撃している。
だが本気で仕掛けてきているわけではない。ある程度彼らをひきつけたら、すぐに撤退してしまう。

そう、これは誘導作戦なのだ。
彼らがルパンたちを引きつけている間に、日本駄目衛門と弁天菊子がアジトに侵入して、浮世絵を盗み出していた。
こんな幼稚とも言える囮に引っかかるなんて、あまりにいつものルパンらしくないのでは?!
しかも、五右ェ門が「囮作戦と見た」と言い、次元も同意しているのに、ルパンだけ「まさか?」と今頃気づいた様子を見せているのも、子供心にちょっと意外だった。
ううっ、頑張れルパン!!
(でもたまになら、迂闊なルパンも人間らしくていいかv←甘すぎ)


1枚だけ浮世絵を奪っておき、「残りは後日」とまたしても挑戦的なメッセージを残す駄目衛門たち。
ルパンは「カッコつけてるだけ」と強がるが、このアジトには浮世絵よりも値の張るお宝がゴロゴロしていた。残りの浮世絵ばかりか、それらも盗もうと思えばいつでも盗んでやるという挑戦なのでは――次元がそういうと、ルパンはとても悔しそうだった。
そして、ルパンは残りの浮世絵を電子金庫にしまうことにする。
この金庫の出来には自信満々のようで、「とれるものならとってもらいましょ」と再びルパンは余裕を取り戻した。

しかし、次元の一言で再び慌てることに。
不二子はどうしている?と聞かれ、ルパンは急いで不二子の家へと車を走らせることになる。
ルパン一味が狙われている今、不二子も危険であることは明らかだからだ。

駆けつけた先は不二子の家。……なのだが、これがまたすごいお屋敷。
みるからに大豪邸という感じで、メイドさんに「お嬢様」と呼ばれている。
不二子が今まで盗んだり、ルパンから騙し取った財産を考えれば、この程度の屋敷には住めるだろうけど。それにしてもこんな風な家に住んでいるとは、かなり意外だった(今でもなんか意外な気がする)。

そこで不二子は呑気にハンモックでお昼寝中。
心配で駆けつけてきたルパンに、最初は「うるさいわねぇ」などと邪険な態度だったが、新聞にルパンが富岳三十六景を盗んだ記事が載っているのを見せ、どうして盗んだの?などと尋ねる。
ルパンは思いきり不二子の組んだおみ足に目が釘付けになっていたのだが、慌てて注意を新聞に戻し(笑)不二子の質問に答える。
「俺のガールフレンドにね、峰さんってのがいて、(中略)この子が富士山のコレクションなんかしてるもんだから」と、おいおいプレゼントする約束をするのだった。
画面ではしっかり見えないものの、二人のキスシーンであり、ルパフジ的にはすごく美味しいシーンであるはずなのだ。が!!!
これは、弁天菊子の変装なのだ。
くく〜っ、マスク越しとはいえ、ルパンとキスまでして、さらには一瞬とはいえ五右ェ門の心まで奪っている菊子。なんかやるな!!(男なのにさ・笑)

ルパンは一安心して気が抜けただろうか。
不二子(菊子なんだけど)が、すぐにプレゼントしてとせっつくと、金庫にしまってきちっゃたと言い、さらにに訊かれるまま、鍵などではなく、ルパンの声紋で開くようになっている事、さらにはその合言葉まで教えてしまうのだった。(ものすごく下らない合言葉、好き。笑)

金庫の仕組み、そして合言葉を知った菊子は正体を現す。
そして合言葉を叫ぶルパンの声を録音した隠しテープを持つと、立ち去ろうとする。
菊子だという事に気づき驚くルパンだったが、背後から銭形の手錠が飛んできて、その衝撃で気絶してしまう。
菊子があらかじめ銭形を呼び寄せておいたようだ。先回りして不二子に変装して待ち受けていたり、隠しマイクをしかけておくだけでなく、宿敵銭形まで呼んでおくとは、なかなか手強い白波一味。

それに引き換え、本当にどうしちゃったの、ルパン!ニセ不二子にくらい気づいて〜!(子供の頃の叫び)
ローズ(112話)の化けたニセ不二子にはちゃんと気づいていたルパンなのに!
よっぽど菊子の変装がうまいのか?(確かに、殺し屋を生業にしているローズよりも、普段から変装・女装している菊子の方が、格段に上手だったのだろうけれど)

菊子は健全な市民のフリをして、さっさと後を託して去っていく。
銭形はいつまでも横たわっているルパンを蹴ろうとするが、その足をすくわれ。その隙にルパンは逃げ出した。
珍しく銭形が近距離でルパンに発砲するが、この時はまるで当たらず、ルパンはさっさと車で走り去るのだった。


一方、ちゃっかりルパンの声を手に入れた菊子は、早速ルパンのアジトに駄目衛門と潜入。声紋金庫を開ける。
が、それは第一段階にすぎなかった。その奥には、電子金庫があり、電子ロックの暗号を解読しないと、宝にたどり着くことはできないようになっている。
だから、不二子にも安易に合言葉を教えたのか。そう考えると、子供の頃「迂闊〜〜」と思っていた自分の方がアサハカだった事に気づく(笑)


逃げ出したルパンは、別のアジトに移動してきたようだ。銭形の投げ手錠が当たった後頭部に怪我を負い、五右ェ門から治療を受けている。
なんでも、かなりしみるが、打撲には最も効果的な、五右ェ門の家に代々伝わる塗り薬なんだとか。効きそう!(笑)
またしても余談になるが、この治療を受けるためうつ伏せで横たわってるルパン、特に次元から「お主」よばわりされた(前回に引き続き!)時に、答えるルパンが、とにかく滅法可愛い。ぜひともこのシーンは見ていただきたい^^

それはさておき。ルパンは菊子を易々と逃がすほどは甘くない。
手錠が当たって倒れる一瞬の隙に、菊子の髪に発信機をつけておいたのだ。これで、奴らの居所、そして拉致されているはずの不二子のいる場所がわかるという寸法。
この時の次元とのやり取りも最高に良い。
次元が「ヤツらは不二子というハートのエースを握っているんだぜ。コールするのか、ルパン」と尋ねると、「俺はポーカーは降りないことにしている」と答える。
くくくっ、カッコイイ!!!
しかもショルダーホルスターを身につける仕草も最高にキマっていて、このシーンはこの回の中で最も好きなシーンである。必見!!

そこへ、五人衆から電話がかかってくる。
不二子の喉を軽く切り、悲鳴を上げさせ、第二の金庫を暗号を教えろと脅迫する卑劣なやり方。
ルパンは「不二子が生きてる証拠がなければ、金輪際教えない」と突っぱねる。
そしてすぐに、発信機の示す場所へと、三人で駆けつけるのだった。


五右ェ門寝返る!?

発信機の示した場所についてみると、人気のない沼地に、塔がひとつ立っているという場所。
ルパンは五右ェ門に何かを頼むと、次元とボートで沼へ乗り出す。
頼まれ事をした五右ェ門は、乗ってきたアルファロメオでアジトへと引き返す。かな〜〜り遠目でしか確認できないが、五右ェ門がアルファロメオを運転している、極めてレアな1シーンである。(あと一度、運転したと推測できる回はあるが、画面上では確認できない)
これ、アップで見たいなー(笑)


五人衆に拉致されていた不二子は、水上に浮かぶ小島の塔の上に縛り付けられていた。
「生きている証拠」を目の前につきつけられた今、暗号を教えるしかない。不二子を救うためだ。
ルパンは仕方なく、金庫の横のボタンを「etc」と2回押す、ということを駄目衛門たちに教える。「もってけドロボー」という軽口ながらも悔しさのにじむ言い方が実に絶妙。
菊子は、約束通り不二子を返す、などと言っておきながら、実に卑劣な手段に出るのだ。
忠乗が弓を射て、火矢を放ってきたのだ。ルパンたちを焼き殺す算段なのか、単に足止めになればいいくらいのつもりだったのか? いずれにしても憎たらしい!!(笑)
ルパンと次元は必死に火を消そうと奮闘している。

一方、菊子と駄目衛門はさっそくルパンの地下金庫へ向かい、第二の電子ロックも解除する。
だが、その中には五右ェ門が待ち構えていたのだった。
事前にこのように展開を予測していたルパンはさすが。

が、さらに上手なのは(悔しいことに)駄目衛門たちの方だった。
後に分かることだが、最初から五右ェ門に目をつけ、彼を仲間に引き入れるつもりで、ルパンたちに対して銃などの火気類を使わず、わざと刀や鎖鎌などで戦っていたのだ。
日本古来のものを愛し、情にもろい五右エ門の弱点をよくついている。

「俺たちは武器もないのに、電子金庫・次元・五右エ門に守られたルパンのお宝を奪おうとしている。昔気質の盗っ人」
「五右エ門はルパンに利用されているだけなのだ」
「そんな姿を五右エ門のご先祖様が見たら、さぞ嘆くはず」
「ましてやルパンは女に骨抜きになっているとあっちゃなおのこと。浮世絵は不二子に全部やるつもり」
「あんたがその刀にかけて守ろうとしているのは……」

↑は、駄目衛門と菊子の台詞そのままではないが、だいたいこんなことを矢継ぎ早に言って五右エ門を口説き落としている。
つくづく五右エ門のツボを突いた、なかなかうまい説得方法だという思う。

まず、超近代的なルパンに比べて、「昔気質な盗っ人」がどれだけ不利な立場にあるかを説く。
五右エ門も昔気質な人間である。まずそこで五人衆にシンパシーを感じさせるように仕向けている。
しかも(わざと)純日本的・古典的な武器ばかり使用し、五右エ門の大和魂を刺激する。
五右ェ門が日本刀をこよなく愛し、何よりも優れた武器だと信じ、近代的な西洋風の武器には目もくれないことを、よく知り尽くしていたのだろう。
また、五右ェ門相手に不利を承知で戦いを挑む、命なんざ惜しくないという、いかにも日本人好みの物語に自分達を仕立て上げて、そうした「心意気」に弱い五右ェ門の弱点を突いてくる。
さらに五右エ門のストイックさを逆撫でするように、ルパンの女好きぶりを強調し、ルパンから気持ちを引き離そうと試みる。
そして「ご先祖様が嘆く」「刀にかけて」等等、五右エ門の大切にしているものを次々にあげて揺さぶってくる。

まさに歌舞伎のノリで「どうする」「どうする」と二人掛かりで容赦なく迫られ、最初は静かで迷いのない表情だった五右ェ門の様子が、次第に辛そうな、追いつめられたもののようになってくる。
そして、ついに五右エ門は落ちた。
気合もろとも切り落としたのは、駄目衛門と菊子ではなく、電子金庫の扉のほうであった。
戦ったわけでもないのに、五右ェ門は膝から崩れ落ち、肩で息をしている。
どれだけの葛藤があったのか、非常によくわかるシーンである。


不二子を人質にし、五右エ門を仲間から引き抜く。
悔しいが、ルパンを攻略するのなら、この手段が相当効果的だろう。
ルパン&次元のラインはどうやっても崩せそうもないし、次元を捕まえてルパンを脅迫したくても、次元はそう易々と捕まえられないし(旧ル時代ならともかく)。
白波五人衆。ややズッコけたというか、ギャグにしかならないような登場の仕方をしたわりに、狙いどころはかなり的確で、頭脳派ですらあったのだ。


ルパンと次元は五右ェ門が寝返ったことも知らず、まだ炎と格闘中。
「どうする?」というルパンの台詞とともに、次回へ続く。
(リアルタイムの時、続きがすごく気になったなぁ。←懐古)


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